2016年02月23日

食育講演

岡崎市の子供会さんにおよびいただき、食育と料理について講演をさせていただきました。

「テーマ」
・食育と子供の成長
・時短料理のコツ
・料理の上達の秘訣
・調味料の選び方
など・・・



講演をさせていただくほどの身分ではないのですが、
料理が得意ではない普通の主婦だった私が、なぜ料理が好きで得意になったのか?
その変化のストーリーが誰かのお役に立てるのでは・・・との思いで、
お引き受けさせていただきました。

料理が楽しくなって、心の底からよかったと思っています!
これから先、まだまだ続く料理人生。
料理に費やす時間が、仮に一日2時間として、30年間なら、

2h×365日×30年=21,900時間!!!

日にちでいうと912日!!!


この膨大な時間が、楽しいか苦痛かというのは人生の質をも左右する差になります。

実際に、この日会場にいらしていた方たちに挙手をしていただいた結果、
昔の自分のような「料理がちょっと苦痛」という方は、まだたくさんいらっしゃいました。

そんな方にこそ出会ってお教えしたいことがたくさんあるので、私は料理教室をやっています。


私が食の大切さを意識したきっかけは子育てでした。
体が弱かった次男を、なんとか健康にしてやりたくて、
母親として、はじめて切実に悩み考えた時期でした。

母親の私ができること。
それは「食」しかない!

そこから食に関心を持ち、積極的に勉強を始めました。
その時に集めた情報で、「食の考え方」が確立できたと思います。

私の「食の考え方」は、とてもシンプル。

それは、

「食べたもので体はできる」

ということ。

食べたもののなかで一番重要なのは栄養

つまり、

栄養で体はできている」

ということです。

栄養を、たくさん、バランスよく摂るにはどうしたらよいの?
というところからたどり着いたのが「無水調理」

たとえば、ほうれん草なら、たっぷりのお湯で茹でる調理法よりも、ビタミンCの損失が1/8に抑えられます。
言い換えれば、同じ量のほうれん草を食べても、8倍の栄養価が摂れるということですね♪

さっそく取り入れた無水調理。

やってみてわかったのは、

・調理時間が早い!
(お湯を沸かすことがないので、1,2分でできてしまう♪)

・おいしい!
(お野菜本来の甘味が濃縮されてる♪)

・経済的!
(光熱費はもちろん、今までお金を払って買った野菜の栄養を捨ててしまっていたことに気付く。)

栄養価がアップしただけでなく、うれしいことがこんなにあり、お料理にウキウキしはじめました(^^♪


フードプロセッサーも、運命を変えた出会いです❤

今まで家では作れなかったようなものが作れるようになり、
化学調味料を使わない手料理の幅が広がりました。


「何をとって、何をとらないか」

栄養をとるために無水調理、
化学調味料をとらないために加工品ではなくフードプロセッサーで手作りする。

高価で手に入りにくい食材を探し求めたり、
手間をかけないといけない「難しい健康志向」ではなく、
シンプルに考えたことで、逆に料理が簡単になり、
結果、それが間違っていなかったので、
料理がおいしくなり、
家族も健康になり、
経済的でもあり、
時短でもあり・・・
いいことづくめで、料理がとても楽しくなりました❤



「食育と子供の健康」

食育というと、食べ方や栄養の教育と受け止められがちですが、私は
食育とは考えて食べる力を育てること
だと考えています。

子供が大人になって独り立ちするまでに、正しい食の価値観を作りあげられれば安心ですよね。

子供は情報よりも親の選択が正しいと思います。
いくら体に良くないと情報でわかっていても、それを親が与えていたら、
「そんなに悪くないんじゃないか」と思います。
親が与えるもの=自分にとって良いもの
というのが子供の価値観。
なので、

親の価値観が食育のすべて

だと私は思います。
だから私の食育活動は親子参加型で、親子で一緒に食の正しい情報を共有してもらっています。

時間は有限。
子供と過ごせる時間は、人生の中で案外短いもの。
タイムリミットまで、せいいっぱいおいしいご飯を食べさせてあげてください。
ごはんこそ、子供への「愛してる」のメッセージ❤

そんなお話をさせていただきました。


  
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Posted by keiko at 16:59Comments(2)食育